about

組紐は飛鳥時代から奈良時代にかけて大陸から伝えられ平安時代に日本人らしいアレンジが加わり、日本特有の組紐が作られるようになりました。

座繰りの組紐

そして鎌倉時代にかけて複雑さ、豪華さは頂点に達するも時代の流れと共に組紐の役割も変化していきました。室町時代は、佗寂(わびさび)の風潮、戦国時代は鎧など武具の象徴、江戸時代は、太刀、脇差の下緒、柄巻紐から文箱の房や襖飾り、明治時代は軍服の飾りや、ラッパの組紐、明治時代の廃刀令によって不要になった組紐がようやく帯締めとして使われるようになります。

大正時代に入り、日本の美に対する深い見識を持った上流の実業家たちにより芸術性の高い美しい歴史的な組紐の名品を帯締めに応用されるようになり、現在に至ります。

組紐の玉

座繰(ザグリ)ではそうした組紐の歴史観を意識しながらも現代的なアレンジを加え、独自の斬新な組み柄を日々創作し続けております。

店内に飾ってある組紐作品は丸台にて組んだものがほとんどですが2020年現在、高台での組紐に着手しております。

座繰の組紐の高台について

高台は日本古来の手法で店内で独自に木工造作しております。

自作高台
組み台を自作しております。2018年秋に完成した高台。

高台の木材
杉の木材から伐り出してDIYにて加工しております。

溝彫り作業の終わった木材
トリマーにて溝彫り。駒(汽車)がスライドするための溝です。

ほぞ
ほぞ継ぎなどは手作業にて鋸で伐り出して細工しています。

高台
ほぞ継ぎの手法により製作。

高台
溝やほぞ孔の造作。

高台
高台は汽車駒も重要で精度が要求されます。同一の部材を複数作る必要があるため伐り出す治具なども自作。

高台
高台の完成まで約1年。全ては手作業によって行われました。ネジや釘など金具は使用しておらず、簡単に分解ができる構造です。完成した組み台は1m四方ほどと大型になっており、ドライバーなどの道具を使わずとも人の手だけで簡単に分解組立できる構造となっています。